心理カウンセラーの軸



では、心理カウンセラーの軸について説明しましょう。
ここでは、私を例えにします。

私という心理カウンセラーは、 

「 【目的】 心の中で起こっているトラブルを、クライアントが、より解決し易いように」
「 【行動】 心理カウンセリングを使って、手助けをする」

のが役割です。
私という心理カウンセラーは、日常生活に影響を及ぼす状態や症状に対し、それを引き起こしている心のトラブルそのものへアプローチするため、心理カウンセリングを使い、時には心理療法を使う支援者です。

そう、心理カウンセラーと医師は、お互いに違った軸を持つ存在なのです。

ちなみに、支援者という言葉から「何か問題が起こってからじゃないと、カウンセリングを受けてはいけない」という連想をするかもしれません。

ですが、心理カウンセリングは心のトラブルの対処だけでなく、その予防や教育にも役立ちます。
どうしたら心のトラブルにならずに済むのか、という予防的な観点もあるんです。

でも、私のいちばんの目標は、心理カウンセリングがもっともっと身近になること。
トラブルが起こってから動くのではなくて、トラブルができるだけ起こらないよう、気軽に話しができる相手として、心理カウンセラーがもっと普及していくことなんです。