代表者プロフィール

ゲイの心理カウンセラー村上裕

村上 裕 ( Murakami Yutaka )

 ゲイの心理カウンセラー

 作家 

 一般社団法人7つの習慣®アカデミー協会認定実践会ファシリテーター


1982年2月17日生まれ、福島県福島市出身。
福島南高等学校にて情報・会計を学び、千葉商科大学にて経営・商学を学んで後、心理カウンセリングの専門学校にて、マイクロカウンセリング理論来談者中心療法動物介在療法芸術療法、等を学ぶ。
2007年にカウンセリングルームP・M・R創業後はLGBTQIのサポートに必要と感じ、社会心理学、アドラー心理学を学ぶ。

東京都中野区にてカウンセリングルームP・M・Rを運営しながら、数百人を超える多種多様なLGBTQI当事者や周辺家族や異性配偶者、ご友人、職場における上司・部下・同僚といった関係の方々などから、ご相談を受ける。

「セクシュアルマイノリティ当事者が、ありのままに生きる姿を社会に現すこと」を理念にメディア活動も展開しながら、LGBTQIへサービスを提供したい企業や法人に対し、マーケティングやコンサルテーションも行う。

現在は、延べ 1,500 件以上に及ぶ LGBTQI の心理相談を背景に、LGBTQI の心理学講座の開講や、孤立しやすいLGBTQIの周辺家族や友人をサポートする家族会や心のケアワークショップの開催、企業や学校へ向けてのLGBT研修を提供。
心理カウンセラーを目指す個人への直接指導を行う人材育成にも注力しながら、社会の新しい動きから起こる様々な変化に向けて尽力している。
 
著書に「孤独な世界の歩き方 − ゲイの心理カウンセラーの僕があなたに伝えたい7つのこと − 」(出版:イースト・プレス)がある。
 
 
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幼少期から思春期にかけ、託児施設での虐待や、ゲイ(男性同性愛者)であることを要因とした長期間にわたる虐め、身近な人々との死別を経験。

2000年から2002年にかけ、大学生活の途中で自分自身がメンタル不全になった事をきっかけに、1年間の引きこもりとなる。
回復の過程で精神科治療に触れるが、精神医療の現場では心理カウンセリングが提供されていないことを知り、心理カウンセラーを求める。

心理学と出会いながらセクシュアルマイノリティをオープンにしている心理カウンセラーを求めるも、2000年当時には、セクシュアルマイノリティの心理カウンセラーが社会に存在していなかったことから、専門学校にて心理カウンセリングとアニマルセラピーを学びながら、自己回復を行う。

専門学校にて毎年開催されている海外研修プログラムにて、
GMHC(ゲイ・メンズ・ヘルス・クライシス:世界で最も古い、同性愛者を対象とする健康支援団体)
SAVI(サヴィ:マウントサイナイ病院にて提供されている、レイプ被害者へのカウンセリングプログラム)
GreenChimneys(グリーンチムニーズ:保護された動物と共に、子供たちへアニマルセラピーを提供する非営利の学校)
での研修を経て、日本にも、質の高いカウンセリングサービスを普及する必要性を実感。

2007年、心理カウンセリングが心の回復に繋がること、心理学が人の人生を豊かにすることを感じ、東京都内にカウンセリングルームP・M・Rを設立。
専門学校を卒業後、「LGBTIQの自殺をとめ、生きづらさを解消すること」を理念に、社会に広くカミングアウトを行う、日本で初めてのゲイの心理カウンセラーとして、活動を始める。

現在では、「セクシュアルマイノリティが、ありのままに生きる姿を社会に現すこと」を理念に、DREAMS COME TRUEのCM出演、解決!ナイナイアンサーやNHKを初めとするTV番組への出演や、GQ JAPAN (ジーキュー・ジャパン)、TOKYO GRAFFITI(トウキョウ・グラフィティ)、City Living(シティ・リビング)、セラピスト等の多くの雑誌、毎日新聞の「境界を生きる」、情報サイトg-lad xx(グラァド)へのコラム提供を行う。
2017年には、著書「孤独な世界の歩き方 〜ゲイの心理カウンセラーの僕があなたに伝えたい7つのこと〜」をイースト・プレス社より出版。
 
日本全国、時に海外から、延べ数百名に及ぶセクシュアルマイノリティ当事者や、周辺家族のご相談を引き受ける。
区営の福祉センターでのカウンセリング提供、某大学の心理学部での客員講師を務めるなかで、社会で活動する心理カウンセラーへの、セクシュアルマイノリティ(LGBITQ)の教育の必要性を実感
2015年、カウンセリングルームP・M・Rにて、LGBTQI当事者の心理カウンセラー育成プロジェクトである、P・M・Rカウンセラートレーニングを開始し、以降の心理カウンセラーの育成を行う。

2016年以降は、企業・団体・教育現場との連携にも注力し、イオングッドライフクラブと連携してイオングループ内でのLGBT教育や、(株)日比谷花壇、(株)ハウスボートクラブ等と「LGBTのライフエンディングプロジェクト」を始める。
また、一橋大学アウティング事件を教訓に、心理支援者・対人支援者へのセクシュアル・マイノリティ教育とネットワーキングの必要性を実感し「LGBTの心理支援者の会」の開催を始める。

現在も、更なるLGBTIQのメンタルヘルス教育と、カウンセリングサービス普及のために尽力している。
 
 

ご挨拶

ゲイの心理カウンセラー村上裕

初めまして。

ゲイの心理カウンセラー、 村上 裕 ( むらかみ ゆたか ) と申します。
ご覧くださり、ありがとうございます。

私はセクシャリティを公表をしているゲイの心理カウンセラーではありますが、セクシャリティに囚われず、いろんな方からのご相談を聴かせて頂いています。

私自身がゲイなので、ゲイやレズビアンを初めとするセクシャル・マイノリティの方からご相談を頂くことが多いだけなのです。

逆を言えばセクシャル・マイノリティであるということは、まだ、それだけ言い出しづらいことなのだと思います。

私は、ゲイの心理カウンセラーとして、

・セクシャリティをオープンにすることに抵抗のある方。

・他人とのコミュニケーションで悩んでおられる方。

・これからの生き方を明確にしたい方。

・ご自身がマイノリティではないかとお考えの方。

・男性に抵抗感のある女性の方。

・セクシャルマイノリティのご家族の方。

に、特にお役に立つことができます。

他にも、うつ、自傷、自殺企画、解離性障害、社会適応障害、トラウマの回復、HIV等の疾病、などでもお役に立てます。

また、東日本大震災における被災者の方々のケア、被災者と繋がりある方々のケア、間接的な被災者である日本全国の方々のケア、でもお役に立てます。

私のところに訪れてくださるクライアント(ご相談のご依頼をしてくださる方)が、その方自身の生きるちからに気づいていかれ、段々と活き活きしていく姿を見せていただくたびに、ひとは、なんて力強いものを持っているのだろうと思います。

その時にどんな状態であっても、ほんとうに人は、強い生きるちからを持っている。

カウンセリングは、そのかたが持っている生きる力や感情、そのかたらしさを引き出し、見付け出し、気付いていくのを助けます。

カウンセリングは、そのかたが自信を持って人生を生き、苦しい経験やトラウマを解決し、後悔をせず、幸せに生きるための選択ができるようになる手助けをします。

なぜなら、ひとは、
自分で納得できる選択ができ、
その方なりの幸せな人生を生きていけると、

私達、心理カウンセラーは心から信じているからです。

そして、どんなひとにも、それを実現する強い生きる力があると、私は信じています。

「カウンセラーとしての姿勢」では、ゲイであることをオープンにした上で(家族にもカミングアウトをしています)、なぜ私がゲイの心理カウンセラーしているかを書かせて頂いています。

よくご質問をいただくことなので、心理カウンセリングに興味を持っていただけるきっかけになればと思います。

そして、これから先、セクシャルマイノリティの心理カウンセラーとしての生き方を検討しておられる方に何かを伝えたいという、私の願いもあります。

全体的に文章量が多いので、どうか無理をせずに読んで頂けたら有り難いです。

私は、無理が嫌いです。

だから、ひとにも無理を求めません。

私は、いつも自然体で居たいと願います。

だから今、このサイトをご覧頂いているあなたにも、心地良く、自然体で思うままに過ごして欲しいと思うのです。
 
 
草原のなか、気持ちよい風に吹かれている時のように。
 
 

心理カウンセラーとしての姿勢

ゲイの心理カウンセラー村上裕

私が、ゲイの心理カウンセラーをしている理由。
それは、とても個人的なお話しです。

途中、お見苦しい文章があるかもしれませんが、ご容赦ください。
 
 
 
私は10代から20代前半にかけて、ゲイであることがとても辛かった時期がありました。
 
 
自分がゲイであることが辛くて、嫌いで、しんどくて、孤独で、寂しくて、申し訳なくて、悲しくて、異常だと責められているようで、罪悪感でいっぱいで。
 
このまま生きていていいのだろうか、死ぬべきなのではないだろうかと、思春期に入ってからは毎日考えていました。
 
そして、そんな苦しみに重なるように起こった、近しい人達の死。
病気、事故、自殺。
何人もの方が、それぞれの理由で亡くなりました。
 
 
今でこそ、あの時の気持ちが、私にとっての絶望だったのだと分かります。
けれど、あの当時は、ただただ苦しいばかりだった。
 
 
 
このころ私は、「 ゲイの精神科医や心理カウンセラー、セラピストがいたらいいな 」と、ずっと思っていました。
 
自分がゲイである事に対して強い抵抗感があった私は、一般の精神科医や心理カウンセラー、セラピストには受け入れられないんじゃないかと思っていたのです。
 
 
もしも話して、拒絶されたら怖いじゃないですか。
 
苦しい気持ちが心にたくさんある時、頼った誰かにまで拒絶されてしまったら、もう、どうしていいかわからなくなってしまうだろうと思うのです。
 
 
また、もしもストレートの精神科医や心理カウンセラー、セラピストがセクシャルマイノリティに抵抗が無いのだとしても、相手がストレートだとどこか話し辛さを感じていたんです。
できるだけ、ゲイに触れる話題は避けたいと思っていました。

「ノンケにゲイの事なんて分かりっこない!」と、当時の私は思っていたのです。

私自身の心のなかに、セクシャリティの異なる相手への抵抗感があったのです。
 
 
でもそれじゃあ、自分の苦しみの根っこの部分は、いつまでたっても話せませんよね。

だって、体やメンタルに影響を与えるくらいの、大きな大きな苦しみの中には、自分のライフスタイルの事だってきっと含まれているから。
ライフスタイル。つまり、「 自分の生き方 」 に含まれる、ゲイという要素。

だから、

「 相談する相手もゲイだったら、何も気にせず全部話せるのにな 」

と、当時の私は思っていたのです。
 
 
あれから数年経ち、心理カウンセリングを学び、心理カウンセリングも受け、色んな場所を旅し、色んな人と出会い、沢山の事を感じて、沢山の思い出を得て、暖かいものを知り。

こんなふうに、ここに生きている自分を受け入れて、これまで生きてきた自分を好きになれて。
ああ、生きてきて良かったな、と、そう思えて。
自分が幸せになっていくことが、自分を愛してくれるひとたちを大事にすることなんだと、分かったんです。
 
私が皆に幸せであって欲しいと願っているように、
私を大切に思ってくれる方々も私に幸せであって欲しいと願っていると、
教えてくれたから。
 
 
心身の調子もすっかり良くなり、プロの心理カウンセラーとして働く2008年の今も、ゲイオープンにメンタルヘルスを仕事にしているかたには、未だ知り合っていません。
また、そういう企業も知りません。
(※精力的に活動しておられるNPO法人やボランティア団体は、日本各地にあります)
 
 
ということで、ゲイであることを何の気兼ねもなく話せる、ゲイの心理カウンセラーがいたら凄くいいなあ、と思いました。
 
そんな人が現れたら良いなあ、現れないかなあ、と思って待っていたのですが、どうにも見かけないので、自分がなることにしました。
 
だって、そんなゲイの心理カウンセラーがいれば、ゲイであることが苦しくて自殺する人も、苦しむ人も、今より少なくなると本気で信じているからです。

ゲイである事が苦痛にならず生きていける人が、今よりもっと増えると思うからです。

自分自身を愛することができ、充実した時間を重ね、大切な人や愛しい人と共に生き、幸せに人生を送ることができるようになる、手助けになると思うからです。

そして、人間が、人間らしく生きようとする力を私は、心の底から信じているからです。

ひとを絶望の淵まで追い込み、傷つけるのも人間だけれど、ひとを助け生かすのもまた、人間なのだから。
 
 
 
身体への医学は大分進歩していても、精神衛生はまだまだ未発達と言われる日本。
 
”悩みを誰かに相談する”ということは、もしかしたら不思議な感じがするかもしれませんが、どうぞ、気軽にお声をかけてください。
 
「 悩みがあるけど、誰に相談していいかわからない 」
 
そんな”誰か”のプロが、心理カウンセラーです。
 
 
私には、苦しんでいるそのかたの気持ちを、完全に理解することはできません。

どんな心境で、どれぐらいの苦しみの渦中にいるのかは、そのひと自身にしか感じられないからです。

そのかたと私は、どうしても、違う人間同士だからです。

でも、私は、お話しを聴くことができます。

お話しからどんな出来事があったのかを想像し、あなたがどんなことを感じたのか、知ることができます。

そして、クライアントにとっての解決方法を、一緒に探すことができます。

解決方法を一緒に探す為の、こころがあります。

長い時間がかかっても、全く問題の無いタフさがあります。

解決したいと思うかたに応える技術を、身につけているからです。
 
そして何より、信じています。
 
想像することもできない苦しみや辛さを感じながらも生きてきた、そのかたの生きる力を。
 
幸せに生きようとする、心の力を。
 
私は、あなたを信じています。
 
 
もしも、この文章をご覧頂いているあなたが、何か心のトラブルに遭遇していて、それを解決したいと思っていて、そのために“ 誰か ”の手を必要としているのであれば。

どうぞ、私に声をかけてください。
 
 
きっと私は、あなたの力になります。
 
( 2008年7月7日 記 )
 
 
 
 
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カウンセリングルームP・M・R 孤独な世界の歩き方
 
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