セルフアシストカウンセリング・トレーニング 2022年 第1期募集要項

15年以上のキャリアを持つ専門家からのダイレクト・トレーニング

P・M・Rカウンセラートレーニング P・M・Rカウンセラートレーニング P・M・Rカウンセラートレーニング
 
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ご挨拶

WEBサイトをご覧くださり、ありがとうございます。
カウンセリングルームP・M・R代表の、ゲイの心理カウンセラー村上裕です。
2007年に創業して以降、LGBTQIに関する様々な社会課題への貢献活動を行う非営利事業体として活動を続けて参りました。
本文章を執筆している2022年現在、P・M・Rはお陰様で創業15年を迎えることができました。
最初は私一人で始めた小さな非営利事業でしたが、今では数人のスタッフ達と一緒に心理支援の提供を続けさせて頂いています。
 
日本で初めてセクシュアル・マイノリティ当事者の心理カウンセラーであることを社会に公開し、セクシュアル・マイノリティ当事者と周辺者へ安全な心理支援を提供する社会事業体としてカウンセリングルームP・M・Rを創業して以降、本当にたくさんの方々とのご縁をいただきました。
長年に渡り力強くお支えくださった皆様方に、この場を借りて、厚く、心からの御礼を申し上げます。
 
この15年、心に向かい合う時間のなかで自分らしさを見つけ、自らの人生を切り拓いてゆく方々と共に取り組みをさせて頂く一方で、自ら命を断つ方々の訃報も目の当たりにして参りました。
セクシュアル・マイノリティであるというだけで命を奪われることは確かに減ったけれど、安全で生き易い社会になったわけではないのかもしれません。
 
2022年に公開されたデータによると、10代のLGBTQ当事者の約50%が自殺念慮があり、14%が過去1年で自殺未遂の経験があるとのことです。
そして9割以上の方が、教職員や保護者に安心して相談できていないとのことでした。
10代のLGBTQ当事者が心理的な危機に直面しているということは、社会人の当事者もまた苦境の中にあることは想像に難くありません。
 
孤独と孤立の中で悲しい亡くなり方をする人を減らしてゆくという創業当初からの理念のもと、2016年5月より心理カウンセラーの養成プログラムとしてP・M・Rカウンセラートレーニングを開始しました。
しかし、心の安全が脅かされている現状を見て、このコンセプトを変えてトレーニングを提供してゆくことに致しました。
2023年から、セルフアシストカウンセリングを身に着けてゆくトレーニングとして、コンセプトを新たにしてゆきます。 
 

セルフアシストカウンセリング・トレーニングの背景 

カウンセリングルームP・M・Rでは、その特性上、
LGBTに代表されるセクシュアル・マイノリティ当事者の方々、
LGBTQI当事者の周辺家族(親、子、配偶者、親戚)、
LGBTQI当事者の周辺者(友人、上司や部下や同僚)、
在日外国人等の社会的少数者の方々、
HIVを初めとした疾病罹患者の方々、
復職を目指す休職中の方々、
セクシャリティによらず性産業に従事する方々、
等の、社会の中で「少数派」となる方々から、多くのご相談をお引き受け致します。
 
社会的環境や心理的状況において繊細なご相談者の方々へ心理カウンセリングを提供させて頂くにあたり、必然的にカウンセラーの水準が高くなります。
それは、心理学の造詣の深さや臨床経験の豊富さだけでなく、心理カウンセラー自身が自分のコンディションを健全に保つ技術も高くなければいけません。
この、自分自身のコンディションを健全に保つ技術が、セルフアシストカウンセリングです。
セルフアシストカウンセリングができるようになると、どこまでは自分の自力でケアができて、どこからは他者のちからが必要になるのかの判断もできるようになります。
 
セルフアシストカウンセリングをひとことで表現すると「自分で自分を何とかする心の技術」「自分で自分の面倒を見れるようになる方法」です。
具体的な例えを挙げれば、下記のようなシーンで大きな効果を発揮します。
 
 
・苦しい環境や辛い心境の中で、ネガティブ感情に呑みこまれずに自分の感情の手綱を取りたいとき。
 
・理性では分かっているのに他人への疑いや不信を払拭できず、自分の内面を観察して理解したいとき。
 
・過去のトラウマや傷つきによって感情的になってしまって、自分自身を落ち着かせたいとき。
 
・傷ついた自分の痛みを自覚し、抑圧や逃避をするのではなく健康的に回復したいとき。
 
・自分への自信を失っていて努力しても自己肯定感などを持てず、自尊心を回復したいとき。
 
・他者との関わりが苦手だったり苦痛だったりしても、健全に他者との関係を構築してゆきたいとき。
 
・自分の未来や将来に希望が持てない中で、人生の幸福を見出して力強く生きてゆきたいとき。
 
・自分の身近に支えたり助けたい誰かが居て、共依存にならずに支え合ってゆきたいとき。
 
 
これらのシーンは、おそらく誰しもが経験しがちな状況だと思います。
私達は学校で様々なことを学びますが、自分の心をケアしたり、悩みを解決する方法は学校で学ぶことがありません。
良好な人間関係のつくりかたや、自信を失った時に取り戻す方法、心が傷ついたときに回復させる方法や、自分の悩みを解決してゆくやりかたを学校で教えてもらうことはありません。
ですから、大人になって、その必要性や重要性が分かってから学ぶしかないのが現状です。
 
このトレーニングでは、代表である村上が約15年の心理カウンセラーとしての経験と知識を惜しみなく使い、セルフアシストカウンセリングを身につけるためのトレーニングを提供してゆきます。 
 

このトレーニングで行ってゆくこと

(1)心理学の勉強
心理学の分野は幅広いものがあり、多岐に渡ります。
人間の精神構造を明らかにしようという研究的な分野から、日常に使ってゆくことを目的とする実践的な心理学まで、様々です。
このトレーニングでは、日常に使ってゆくことを目的とする実践的な心理学を主軸に学習してゆきます。
学習素材は心理カウンセラーが推奨する本や、2ヶ月に1回の心理学講座、24時間いつでも視聴できる心理学講座の動画、などを使ってゆきます。
特に、動画は30本以上の豊富な御用意があります。
 
(2)深い自己探求
そもそも、自己分析と自己理解と自己探求は、それぞれの違いについてあまりきちんと知られていません。
トレーニングの中では、自己分析、自己理解、自己探求がどのように異なっているのかをレクチャーしながら、自己探求を行ってゆきます。
独りで自己探求を行うと、時に、自分の心から溢れる感情に呑み込まれてしまったり、どれが自分の本当の考えなのか分からなくなって混乱したり、自分自身を批判してネガティブな状態に陥ったりします。
それを防ぐために、心理カウンセラーと共に自己探求をしてゆきます。
 
(3)カウンセラーとのダイレクトティーチング
1ヶ月に1回、2時間の時間を使って心理カウンセラーとZoomを使っての対話を行ってゆきます。
学んだ心理学や行った自己探求をもとに、セルフアシストカウンセリングを身に着けてゆくためのステップアップを行ったり、心理カウンセラーからのアドバイス等を行います。
この時間は、セルフアシストカウンセリング・トレーニングのためのディスカッションや質疑応答の時間として使うこともできますし、心理カウンセリングの時間に切り替えて使うこともできるので、トレーニングで疲れた時の心の回復も行うことができます。
 
(4)共に学ぶ仲間とのヒューマントレーニング
セルフカウンセリングの必要性や重要性を実感しているときは、同時に自身が悩みの中にあったり、生きる上で避けて通れない課題を実感していることも珍しくありません。
そういうときには、しばしば孤立や孤独の状況にあることも多いです。
このトレーニングは、独りで行うものではありません。
トレーニングのバディ(相棒)となる心理カウンセラーだけでなく、共に学ぶメンバー(仲間)がいます。
信頼できる人と関わる安心感や、人を信じる喜び、学んだことや発見を共有する楽しさ、そんな人間関係の暖かさを感じたり、思い出すことができます。
 
(5)2ヶ月に1回の心理学講座
学習効果について検証したアメリカの研究では、単独の学習よりも集団での学習の方が効果が高いことが指摘されています。
そのため、このトレーニングでは2ヶ月に1回多人数で集まっての心理学講座を行います。
共に同じものを学びながら、異なる感じ方や学びを得る仲間達との意見交換は、自分の視野や考え方を大きく広げてくれます。
そんな仲間たちと共に、セルフアシストカウンセリングを習得してゆくために必要な心理学を学ぶ集団学習を、2ヶ月に1回実施します。
参加できなかった場合にも、いつでも補講動画で学ぶことができます。
 
(6)専用SNSを使った24時間サポート
このトレーニングは、学ぶ時間だけでなく自分の心と向き合う時間も多いです。
また、心理学の勉強、深い自己探求、心理カウンセラーとの会話、仲間との交流とトレーニングの内容も豊富です。
それらを補助するために専用SNSを使い、24時間いつでもコミュニケーションができるサポートシステムがあります。
学びを進めるなかで質問したくなった時、探求が進んでカウンセラーやメンバーと話したくなった時、トレーニングの進捗を他のメンバーと確認したくなった時、独りで抱え込まず専用SNSを使ってコミュニケーションができます。
 
(7)希望する方には心理カウンセラートレーニング
2016年〜2022年までこのトレーニングでは、仕事として心理カウンセラーをしてゆきたいかた、現在の仕事に心理カウンセリングを取り入れたり活かしたい方へのトレーニングをしていました。
2023年からはセルフアシストカウンセリングを習得するトレーニングにコンセプトが変わりますが、心理カウンセリングを仕事にしてゆきたい方や現在の仕事に取り入れたいという希望がある方には別途トレーニングをご提供致します。 
 

トレーニングに向いているひと、向いていないひと

このトレーニングは、以下のいずれかに当てはまる方に向いています。
 
・新しい知識や考えを持つことに前向きな気持ちがあるかた。
 
・心理的に自立することを目指したいかた。
 
・心理学に関心や興味があるかた。
 
・自分が学んだことを他者との関わりに活かしたいかた。
 
・人との関わりが上手でなくとも人間関係を大切にしようと思えるかた。 
 
 
このトレーニングは、以下の方には向いていません。
 
・無責任に他者批判や責任転嫁をするかた。
 
・ご自身の心を見つめることに抵抗のあるかた。
 
・主体的に努力することが嫌いで、依存心の強いかた。 
 

トレーニング詳細

【 このトレーニングで得られるもの 】
・日常に使ってゆける心理学の知識。
・自分の心を自分で制御するスキル。
・主体的に人生を生きてゆく方法。
・同じ時間と学びを共有する仲間。
・安心して他者と関われる経験。
・キャリアと実績のある現役の心理カウンセラーからの、ダイレクト・トレーニング。。
 
  
【 募集期間 】
2022年12月20日(火)より募集開始。
セルフカウンセリングトレーニングへのエントリーを頂き次第、個別オリエンテーションを実施して、具体的なトレーニングの説明や意識合わせ等をしてゆきます。
トレーニングの開始は、ご希望に合わせて随時スタートしてゆきます。
 
 
【 トレーニング方法 】
新型コロナウィルスの感染対策を重視し、基本的にはZoomにて実施致します。
社会状況の様子を見ながら、屋内や屋外で行う場合があります。
 
 
【 費用 】
プログラム費用:月額2万5000円(税込、前月振り込み)
 
 
【 定員 】
25名
(※定員に達し次第、応募は終了致します。)
 
  
【 応募方法 】
下記のエントリーフォームより、ご応募ください。
 
 
【 その他 】
セクシュアリティや心理学の経験は不問です。
ZoomやSNSを使ってのトレーニングが中心となりますので、物理的な距離や時間を問わずに行うことが可能です。
これまでには、東京、神奈川、千葉、埼玉、新潟、愛知、三重、京都、大阪、佐賀、等の地域から、20代〜50代まで様々な方がトレーニングに参加されています。
他、不明点については、どのようなことでもお問合せください。
多様な方々からのエントリーを、心より、お待ちしています。 
  
 

セルフアシストカウンセリング・トレーニング お申し込みフォーム












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